為替:インターバンク市場

為替 市場で出て来るインターバンク市場というのは、金融機関の間だけの市場です。従来は銀行、外国為替ブローカー、通貨当局の三者だけがインターバンク市場を構成していましたが、近年の外為法の改正により、証券会社等の金融機関も参加が可能になりました。ちなみに外為というのは外国為替を略した言葉です。外国為替ブローカーもときに外為ブローカーと呼ばれます。ところでこれはいったいどういうブローカーなのでしょう。

外国為替ブローカーというのは銀行間の外国為替取引を仲介する業務を行なうもので、双方の銀行から受取る売買仲介手数料で利益を得ています。しかし電子取引の成長とともに、ブローカーの仲介がない直接取引が増えて来たため、外国為替ブローカーは銀行ではなく個人を相手に転身を図ろうとしています。通貨当局というのは財務省及び日本銀行のことを言います。為替相場が乱高下すると、経済に悪影響が出て来るため、通貨当局が調整のために介入して来るときがあります。

為替 市場のインターバンク市場には銀行、外国為替ブローカー、通貨当局、そして信用度の高い一部金融機関だけが関わり、その間では百万通貨単位を最低取引単位とする取引を、電話やコンピューター端末を使って行なっています。ここで形成されるレートが、ニュースなどで外国為替相場として報道されるレートになります。

為替 相場の対顧客市場というのは、銀行などインターバンク市場に参加している金融機関が、貿易会社などの企業や個人と取引をする市場です。これはいわば小売り段階のレートなので、インターバンク市場の相場よりも率が悪くなります。しかし近年、外国為替ブローカーが銀行とはそれほど取引しなくなり、対顧客市場に乗り出して来ました。この場合、銀行が小口の両替や外貨預金をする個人に対して提供するレートよりも、さらにインターバンク市場でのレートに近いものが提供されると言われます。

為替 取引を個人でやる場合、対顧客市場でのレートで取引をするわけですが、これはインターバンク市場でのレートを元に決められます。しかしインターバンク市場の相場が常時変動している中で、それをどうやって決めるのでしょう。これは午前10時の時点のインターバンク市場を基準に決めて、相場が1円以上動かない限りは、一日中そのままのレートとなります。