為替という言葉は知っていても、それが何ものなのか全然分からないという人はいるでしょう。ただ一般の人でも、為替という言葉を聞いてそれを動物の一種であるとか、植物の一種であるとは思わないでしょう。最低限金融関係の言葉であるということは誰でも理解しているのではないでしょうか。さて為替に興味を持って、その意味を調べようというとき、まずどうしますか。詳しい人に聞く、というのが一番いいのですが、なかなかそういう詳しい人が廻りにいるとは限りません。
為替という言葉の意味を調べようと思ったら、それは百科事典なり、国語辞典なり、もしくはインターネットで検索してもすぐにわかるでしょう。ただ、簡単に分かるのは、為替が現金の替わりに小切手や手形などで決済をする方法だというだけです。でも、為替というのはもっともっと奥が深いものなのです。
為替は大きく国内用の内国為替と国際間に利用される外国為替があります。特にこの外国為替が投資の対象となったり、国家間の力関係を図るのに利用されるため、単に為替と言うと外国為替を差している場合があります。この外国為替は最終的に説明しますが、そこでたくさんの用語が出て来て迷わないように、まず比較的単純な内国為替について学んでみましょう。
為替が国内でよく使われるのはまず郵便局です。郵便為替の基本は普通為替で、これを利用するには普通為替振出請求書に送金額を書き、料金を添えて、郵便局へ提出します。送金額が10万円以上の場合は免許証などの本人確認書類を見せなければなりません。すると引換に普通為替証書が発行されるので、その証書を送金したい相手に送ります。普通為替証書を手にした人は、それと印鑑、場合によって本人確認書類を持って近くの郵便局に行き、郵便局からそのお金を受け取ります。
為替にはたいてい、このように現金を他の形態にしてくれる第三者が間に挟まります。江戸時代には、両替商、金貸しなどがこの第三者の役を担っていました。そして現在、為替の第三者の代表と言えば郵便局と銀行です。郵便局には他にも数種類の為替があります。定額小為替は、送金額が少ない場合に便利です。電信為替を利用する場合、為替証書は郵便局が代行して、受取人の住んでいるところに一番近い郵便局へとオンラインで送ってくれます。特に電信為替の窓口払いでは、電信為替の申し込みと受け取りに時差がありません。